小売業の受発注システム(店舗⇔工場)と店舗在庫管理システムについてご紹介です。
全国数十店舗に展開する会社様(小売業)への提案事例です。
その会社様では毎日、店舗から工場に対してFAXを使って発注伝票を送っていました。
送られてきた伝票を、工場の事務スタッフがエクセルに入力(転記)し店舗側に送り返す作業をシステム化したいというご相談でした。
「FAXで送ってエクセルに転記ですか…」
目の前に山積みにされた書類をひたすらタイプしていく場面を想像し、
もし自分だったらできないかも…と思ってしまいました。
最初にお聞きした要件であれば、働くDBで十分にシステム化できると気楽に考えていましたが、それだけではありませんでした。
「作業場所でインターネットが使えない…」
「スキャナ機器との連携…」
これは、クラウドサービスの働くDBにとっては致命的です。(泣)
他のサービスと異なり、働くDBではAPIが公開されていないため外部システムと連携する方法はCSVとメールに限られています。
余談ですが、豊富な自動処理パーツを組合せてノンプログラミングで複雑なソリューションをも構築できてしまうのが働くBDの強みです!
作業場所でインターネットに接続できない以上、オフラインでは働くDBは使えません。
また、店頭のPCでも作業はできません。スキャナーもAPI連携できません。
「やはり、働くDBでは難しい案件かな…」
そう思いましたが、もしかしたらスマホアプリなら費用をかけず、かつオフラインでも使えるのではないかと思い探してみることにしました。
そして、様々なスキャナアプリの中で、データをCSVエクスポートできる「mobiscan」なら連携できる可能性があったので、早速インストールして検証しました。
「mobiscan」はCSVデータをメールで送る機能がついています。
そして、働くDBには添付されたCSVファイルを自動取込みする機能があります。
「働くDB」と「mobiscan」が繋がった瞬間でした。
「mobiscan」で読み取ったデータを「働くDB」に取込む流れを作ってしまえば、発注だけでなく、店舗在庫に対しての入庫処理や出庫処理にも応用できます!
この仕組みが構築できれば、これまでのアナログ&ルーチン作業が解消されるだけでなく、在庫管理まで実現できることになります。
こんな素晴らしいアプリを作って下さったLINK4さんに感謝です!
ちなみに「mobiscan」は300円でした。無料アプリとの違いはCSVエクスポート機能があることです。
通常、数千〜数万円するハンドスキャナと比べると…圧倒的なコストパフォーマンスです。
【連携第一弾】「働くDB」×iPhoneアプリ「mobiscan」はいかがでしたか?
バーコードスキャンを使うことで、PCから働くDBにログインして入力作業を行う手間を一気に解消できます。今回はiPhoneアプリでしたが、androidアプリでも連携可能です!
また、自社のWifi環境で使用するのであれば回線契約も不要です!
「これなら、自社の業務でも導入できそうかな?」
そう思って頂けたら嬉しいです。
ユーザーの皆様からのアイデアで、使い方は無限に広がると思います。
現在、検証に使用したものをベースにオンラインデモでご覧頂く準備をすすめております。
完成しましたらご案内させていただきますので楽しみにお待ちください!